安部元総理にどんな功績があったのか?
安倍元首相が殺害された。犯人は元首相が旧統一教会と深い関わりがあると思い犯行に及んだが、その関わりは正しくは傘下の右翼団体、勝共連合との深い関わりだろう。安倍元首相は勝共連合だけでなく多くの右翼活動団体と交わりがあった。
多くの首相と宗教団体とのつきあいは、表向きには大祭などの宗教行事に電報を送るのが儀礼でもあり、一般的な姿である。
旧統一教会の行事にビデオレターまで送るのは、よほど深い関係にあったとも思える。元首相がビデオレターまで送った宗教団体はおそらく他にはないか、あってもごく僅かだろう。
首相なら一般人よりも深く旧統一教会の異常な寄付や霊感商法問題も熟知していただろう。公安調査庁からも情報はあったはずだ。もし知らなかったなら、首相でありながら・・の問題にもなる。その問題を認識した上での“あえて”のビデオレターである。それほど関係が深かったのか。
ビデオレターもモリ・カケ・サクラも元首相の思慮の浅さが招いた問題でもある。みんな“李下の冠”である。
安倍元首相死去後、政治家としての生涯の功績をメディアや識者が語る。功罪両面でも語られる。だが、果たしてどんな功績があったのだろう。
首相としての最長在任期間? そんなものは功績でも何でもない。最長だけなら党内権力さえ持てば、政府組織に担がれて‥‥でも首相を続けることは可能だろう。
どんな功績があったのか? 経済? アベノミクスもスローガンだけだった。
その間、日本は、先進国の中でも沈滞し今も抜け出せない。外交? 重要な近隣外交はいっこうに進まなかった。北方領土問題も拉致問題も進展どころか後退した。“がんばります”の空虚な言葉だけが耳に残っただけ。ほかに何が? 功績を語る人・・何かあるなら教えてくれ。その上「国葬」。どこからそんな話になるのか。その不思議。