お上の国 JAPAN

お上の国

森友問題の近畿財務局文書改竄事件でとんでもない馬鹿な判決が出た。文書の改竄は正当な理由もなく、公序良俗に反する不当な命令である。その結果、一人の人物が死に追いやられた。不当な労働行為を強要した人物は公務員であるがゆえに個人責任が問われない。

日本では江戸時代と同じ“お上の国”がまだ続いている。

どうしてこんなアホな判決が出るのか。裁判官も同じ公務員だからだ。自分の身に置き換え判決を下したのか。文書改竄に関わりを持った人間に少しでも良心が残っているなら、顔を出し真実を述べよ。

公務員は業務上で不当な行為をしても個人の罪は問えないのか。となると正義はいずこに。そんなことをしていては公務員自身のためにもならない。一般社会の常識ともかけ離れ、普通の社会では通用しない人間が育つだけだろう。だからなのか。公務員は自ら天下り先をつくり、一般社会では通用しない自身の余生をそこで過ごそうとするのか。いやはや。

米中首脳会談に向け、米国は中国との対立は望まずのコメントを発信。日本の首相は支持率低迷で右翼のご機嫌伺いか、東アジアサミットで、香港やウィグル問題を持ち出し中国との対立を仕掛ける。外交音痴で国内政局しか頭にない首相が日本の舵取り。

中国を種に人気を回復しようと企む姑息なまねは辞め、もっと真っ当な対応で人気をとれ。日本は能力に欠ける二世のぼっちゃん政治家が続き、まだまだ衰退から抜けられない。

中米首脳会談が行われた。その後、日本も日中首脳会談を行った。日本は金魚の糞なのか。どうしてアメリカが動かないかぎり日本は動けないのか。金魚の糞をやめられないのか。ばからしい。

なんとか言う法務大臣がまたまた失言。どさくさにまぎれて大臣になった。いやどさくさに紛れて議員になったのだろう。小学生の子供でも言ってはいけないこと、いうべきでないことの区別はつく。その区別もできないアホが、またまた大臣に紛れこんでいた。

そんな議員を選ぶ国民はもっと問題か。

村田製作所が中国での新たな投資を発表。するとネトウヨがそれを批判。世界の動きはもちろん、もの事の判断力すら幼いままの連中がネットで批判している。そんな批判をものともせず資生堂は中国投資をさらに進める。さすが中国で成功している企業はアホなネトウヨなど気にもかけていない。

トヨタトヨタの会長は、自動車工業会は従業員の賃上げで頑張っている、日本の産業界をリードしている云々の言を述べた。だが自動車産業に従事する大半の人はその恩恵に浴していないともいう。しかしなぜなのかは語らない。

日本の自動車産業はピラミッドの頂点にトヨタなどの大企業が存在するが、そのすそ野は膨大な中小企業、零細企業で発注先企業から厳しいコストダウン要求と、過剰なまでの品質条件のもとに経営を維持している。そこには表には出ない膨大なムダ、ロスも生まれている。自動車工業会が貢献していると語るなら、トヨタの利益の恩恵がもっと中小企業の隅々までいきわたるように配慮するか、自社のすそ野にいる下請け企業への対応の現実を自らの目で見て話しをすべきだろう。

前の記事

出処不明の中国批判

次の記事

安売り日本のA級戦犯