嘘つき首相

日本の政治首相は嘘をついている。中国でのコロナ陽性者の爆発を受け、中国からの入国者の検査強化など規制を強めた。香港から沖縄への航空機も減便とのこと。首相も政府も、こいつらは(失礼、だけどこの言葉が相応しい)一体何を考えているのか。

彼らは中国だけを標的にし、そして嘘をついている。

中国からの入国者への厳しい対応は今始まったことでなく、以前から続く。一昨年、中国のコロナ陽性者の発生がほとんど無く、逆に日本では感染の大きな波が来ていた時も、中国から日本への入国者には48時間以内の検査、日本政府指定の検査機関での指定検査方法での検査報告を義務付けていた。日本の空港につけばPCR検査もあった。昨年も日本に入る前には指定検査機関での検査が必要だった。結局は、今度の規制も中国のコロナの爆発を受けての強化でなく、「中国だから」の規制強化だろう。

中国以外の国、米国でも欧州でも依然としてコロナは続く。日本での陽性者は過去の最高レベルに近づいた。死者数は過去最大となり、医療体制も緊迫してきた。大阪は維新の行政に問題があるのか相変わらず断トツの死亡率である。しかし首相も日本政府も「お年寄りがコロナで死ぬのは仕方ない」の政策に切り替えた。日本の風景はもうコロナは過去の話のようで、陽性者も個人の自覚と責任に任せている。実際、日本の街中では陽性者とのニアミスも日常的だろう。中国だけを規制対象にするのはコロナ対策のどんな意味があるのか。

だから中国への規制強化はコロナ予防の規制強化でなく、「中国だから」の規制であり、それを“こいつら”(またまた失礼?)は実行している。

あの亡きボクちゃん首相から続く「米国追随の反中政策」「米国追随の中国脅威煽り政策」は今も引き継がれている。

日本の中国人への規制強化を受け、中国は反発し中国への日本人の渡航ビザの発給を止めた。それを受け官房長官は「甚だ遺憾」の談話を発表した。それで日本政府の目的は達成できた。首相も政府も「極めて遺憾」この言葉を語ることが必要だった。

中国がビザ停止の強い対抗処置を取らない方法はあった。中国の一時的(既に上海、北京は終息に向かっている)感染爆発を受け、「暫定的に中国本土からの入国者に72時間以内の検査や空港での検査を行うことを理解して欲しい」。この首脳間の対話があれば中国はビザ停止の強硬措置はとらなかった。

しかし日本政府はそれをしなかった。首相にもその意思はなかった。ただし中国との交流がないので対話をしたくてもできなかっただろうが。なぜなら「極めて遺憾」の言葉を引きだすためだから。その対応は丁度、防衛費倍額の表明時期と重なっている。日本の政府、首相も含めてこいつら(失礼)のやり方は姑息で「極めて遺憾」である。

首相は少子化対策で省庁横断の会議を設け取り組みを指示したという。またまたこいつら(いや失礼)はどんな仕事をしているのか。少子化対策は既にずっと昔の政策課題。少子化担当大臣が設けられて久しい。結局は何もやってこなかったから、またまた会議を設けてお茶を濁して「やっているふり」の一時しのぎを繰り返すのだろう。会議をしていれば仕事をしたような気分にもなれる。これが会社ならとっくに潰れている。

役所の責任回避の常套手段が日本の政府中枢で繰り返されている。

結局は子供一人に何万円配るくらいの浅知恵しか出てこないだろうが。

そんな会議をするより首相自らお前らの給料を減らし国に貢献しろ・・といいたくなる。

少子化対策はずっと昔からの日本の大きな課題。首相になるくらいなら会議に頼らず自らその具体案を持って首相になれ。この××が。と思うのは私だけだろうか?

 

前の記事

安売り日本のA級戦犯

次の記事

日本再生の切り札は…