真贋不明の噂かデマに飛びつき、真実のように装い語る総裁、いや相殺候補

自民党の総裁選に出ているおばはんが、奈良の鹿に外国人が暴力とか、外国人は通訳が間に合わず不起訴になるとかのデマか、噂か、ごくごく特殊なケースを引っ張りだして総裁選挙で関心を呼ぼうとした。こんなのが総裁候補とは、トホホ・・・

冷静にもの事を考えられるなら、海外から来た人が日本の観光地で鹿を蹴るなんて、悪質なYou Tuberがいるように100%ないとは言えないが、日本人による暴力よりはるかに少ないはずだが、このおばはんは、自分に都合のよい真贋不明の噂やデマに、待ってましたとばかり食らいついた。奈良公園の鹿

自身もよく奈良公園に行くが、外国人のそんな姿は見たことが無い。ニュースでは公園で働く人もそのように証言していた。くだんのおばはんが“外国人”と公の場で言うなら、自身がいつ見たのか、仮に自身が見たなら注意したのか。いつの話か。他人が言うのを聞いたのなら、その他人は誰か。なぜ外国人とわかったのか。どこの国の人間か。それくらいのことをわかってからしゃべれ。ただ噂を聞いただけで話したのなら、己の軽さを公の場でさらけ出しただけ。もともと軽いが。

そして三軽、いやサンケイ新聞はどうしてもその右翼のおばはんを総裁にしたいらしい。盛んに持ち上げて報道している。そうなれば日本も三軽、いや“惨軽国”になり、世界に惨めな姿をさらすことになる。

日本の自己破産件数が12年ぶりで最高。日本の平均家計債務は655万円とのこと。消費者金融貸付残も32か月連続増。膨張する国家債務とともに日本は歪な国、貧しい国になってきた。ボケノミクス、いや中身のないアベノミクスの結果がこれだ。

しかし、一方では、行き場がなく溢れる金と海外からの投機資金で日本経済の実態とは逆に株価は膨張。日本の貧富の差はますます拡大していく。今から10年~20年前、日本人は中国の貧富の格差を小ばかにしていたが、日本と中国は逆転し、その時に吐いたツバが自身の顔に落ちてきた。こんな歪な国にした責任者、出てこいと言ってもむなしいだけか。しかし、その子分のおばはん、が今、自民党の総裁選に出ている。厚顔無恥か。

日本はこれまで外国にモノを輸出して成長し、今は多くのモノも外国から輸入して国がなりたっている。カメラを提げメガネをかけた団体旅行者は海外で日本人を象徴する光景だった。ひと昔前には日本では暮らしていけず、海外に多くの日本人が移住した。今は少子化でいろんな職場で外国人に助けられている。賭博場

しかし、今、日本で外国人が増えると一部の意見を誇大に取り上げ、街が変わったとか、騒音がどうとか、ゴミがどうとか、奈良のシカを外国人がどうとか、嘘も交えながら外国人への嫌悪感情を煽るちっぽけな日本人も増えてきた。そんなことを言えば、海外での日本人も同じ。日本人だけはどこにいっても清く、正しくと思いこんでいるのだろうか。いや、幻想でも思い込みたいのだろう。清く正しい日本人による学校の先生の盗撮やストーカー殺人などのニュースが国内では毎日のように流れるのだが。

間もなく賭博場前地、前催の万博が終わり、主役の賭博場建設が本格的に始まる。万博はIRという聞こえのいい言葉をさらにイメージを上げるための催しにも見える。万博を中止し、その建設を能登復興に振り向けていれば、大阪の評価も上がっただろうに、これから東洋の賭博リゾート大阪が動き出す。パチンコ、競輪、ボート、競馬そして大賭博場。ついでにネットカジノも大阪公営で行えばいいだろう。さぞ多くの人が賭博大阪を見直すにちがいない。

維新はこれから再び都構想で大阪副首都をめざすそうだ。その副首都の目玉が賭博場。結局、万博と賭博以外の大阪浮上の政策は出てこず、ただ円安と外国人の外からの力に助けられていただけ。

東京都に対して大阪のGDPは2024年、36.3%、2020年36.2%、2015年は37.5%だったのでほとんど動かず、むしろ10年前に比べ低下した。結局、維新は大阪浮上の手を何も打てなかったということ。

万博もまともに総コストを出して採算計算すれば大赤字だろう。しかし万博終了後には、都合のよいコストで採算計算がされるに違いない。