問題を先送りの日本
日本保守党なるいかがわしい,うさん臭い党が生まれた。日本を過去に引き戻そうとする国粋主義の右翼政党。それを好み日本の変化を嫌う××な国民も一定層はいるので、ある程度の票を得るかもしれない。しかしそのうち保守の仮面が剥げ、極右の本質がむき出しになり、日本に軍国主義の足音が再び聞こえるようになるかも。
遺族関係者からの質問に対し「証拠を見せて・・」とまで話した宝塚の劇団役員。公の場でのもののしゃべり方が育っていないのか。やはり劇団の運営体質そのものが問題なのだろう。せめて阪急百貨店で買い物をせずに抗議するか。
歌劇団の調査を請け負った弁護士事務所の弁護士が阪急阪神Gの親会社役員をしているそうだ。ズブズブの関係の中で行われた調査。力と権力で事件のもみ消しを図るため、外部調査を装い弁護士事務所に依頼した。要は外部調査に名を借りた弁護だろう。森友事件の政府によるもみ消しとよく似ている。
どこかの知事が東京オリンピック誘致のIOÇ役員買収の裏話、自慢話を語った。自分にはこれだけの力があると自慢したかったのだろう。まったく子供みたいなヤツが国会議員になり知事になったりしている。元首相からいくらでも金は出すと言われたそうな。IOÇ役員の買収にもいくらでも金を出す、の意味だったのかな。
拉致被害者の会に首相と何人かの議員が参列して挨拶した。何年も何年も“がんばります”の中身のない同じ挨拶を続けてよく恥じないものだ。やはり面の皮が厚くなくては、政治家はできないのか。しかし心の中では、前回の挨拶文に今年は何を足そうか、もう語る言葉もなくなった、どうしようか、もうええかげんにしてくれ・・そう思いながらいやいや出席しているのかも。儀式で挨拶することが政治屋の一番の拉致被害者救済活動だったなんて・・情けない。
日銀総裁は今の物価高は「輸入物価」の第一の力と「賃金と物価の好循環」の第二の力が働いている。第二の力を育てていくために金融緩和を続けていると語った。いったいどこに第二の力があるのか、見せてくれ。
日銀は10年以上、金融緩和で日本経済は浮上するとの幻想を、前のぼっちゃん首相”に抱かせ続けた。日銀が犯した大罪である。
一時は手を貸すが、こんなことをしていればいずれ日本は破滅する。いい加減に幻想から抜け出せと怒るべきところ、それをせず幻想に加担した。
そして今なお、“第二の力を育てていくため”と語る。いや嘘だとわかっているが、ボロボロの日本はもはやどうしようもなく、ヤケクソなのかも。夢の中の幸せの青い鳥を求めて金融緩和を続けたいと思っているのだろう。
日中首脳会談を行い、原発処理汚染水の安全性を説明するという。いまさらの話だ。なぜ放出前に会談を開き理解を求めなかったのか。
放出に反対する中国に対し、日本の世論は中国に反発するが、逆の立場だったらどうなのか。中国で大量殺人的原発事故が起き、処理汚染水を黄海、日本海に流す。日本人は反発し、中国の海産物、食品輸入禁止の声が出るのは目に見えている。
中国での反発や日本食品の輸入禁止を予想し、対応するのが政治。それをせず、問題が起きてから首脳会談か。いやはや。
年内に衆議院を解散しない理由を問われ首相は「まずは経済対策、先送りできない課題ひとつひとつに一意専心に取り組む」と答えたそうな。
もう何十年も国民は“まずは経済対策”の言葉を聞かされ続け、先送りを味わってきた。
一意専心とかなんたら、きれいな言葉を使うな。
きれいな言葉より実を示せ。前の首相のようにきれいな言葉に自ら酔うから中身が出てこない。
税金滞納を繰り返した人物が財務副大臣。こんな素晴らしい人選、キャストはない。さすが自民党。どんな素晴らしい芝居も、そんな台本は書けない。どうか副大臣、辞めることなく最後までがんばっておもしろい劇を見せてくれと思っていたが、辞めてしまった。
正しく納税を、税収を増やそうと、国民に語る言葉を聞かせてほしかった。そうなれば芝居を見るより面白かったのに。そうしていれば、面の皮が厚く、ノーテンキで何ごとにも動じない自民党政治屋の鏡ではないか。最後までがんばって面白い芝居を見せて欲しかったのに残念。
ついでに“何とかミクス”や“一意専心の経済対策”、合言葉だけで進めた経済対策で日本がどうなるか、どうなったか、最後まで見届けるまで自民党、ガンバレ。どん底に落ち込む日本を見届けるまで自民党よ、つぶれずガンバレ。世界から取り残された日本を見届けてから自民党よ、心おきなく消滅してくれ。
ある日本人学生が中国の少数民族に対する日本の誤解を話した。中国の少数民族は日本で言われるような悲惨な姿でない。手厚い優遇もあると語った。すると夢想主義者の教授は、中国は独裁で民主主義国でないので、学生の主張は間違い。学生は中国にも行かず、少数民族のこともわからず語っている。まるで中国政府のスポークスマンと学生の主張を頭から否定した。学生の論を否定したあんたこそ中国のことがわかっていない。
民主主義には過程がある。それを考えず夢だけ語るから逆に民主主義は遠のく。現実を知らない人間が大学で教えている。きっと大学の民主化と14億人の国の民主化を同じレベルでとらえているのだろう。
大阪万博への参加を諦めた国が出始めた。参加する方にとっては日本、大阪での万博に参加するメリットがどれだけあるのかという話だろう。沈みつつある国での万博に参加しても未来は開けないのかも。まして賭博誘致で起死回生を図ろうと姑息なことを考える大阪の万博に参加してどんな意味があるのだろう。賢い国は参加しないだろう。
万博の経済効果。大風呂敷をひろげ言うのは勝手。はりぼてで造った建物、いやいや参加する国、大阪に行くついでなら万博を見に行こうか、そんな万博にどんな経済効果があるのか、たとえ万博を見に行ったとしても、他に行く予定を削るだけ。高い入場料を払えば、他の支出を削るだけ。せいぜい大阪得意の公務員の強制見学、小中学生、高校生の強制見学で人数を稼ぐか。